いつかは迎える死
「死」が恐ろしいのではなく、「死」の周りにいるというあたりまえの事実に驚愕しました。
夜一人で読むとその辺のホラーより怖いです。
死ぬことは皆同じ。死に方は千差万別。
読み終えた後、やっぱり死ぬのは平等だが、どう死を迎えるかは千差万別と思った。
野垂れ死、突発的な死、激烈な闘病の後の死、うらやむ様な大往生、じたばたとした死。
いずれもその人間の最後を飾るにふさわしい死に方がある。
私はできれば、大往生はしたくない。突発的な死も良いが、できるだけじたばたと生に執着するような死に方になりそうだ。
まあ、それも私の生き方だと思うし、この本の中の「じたばた死」を迎えた方々に苦笑と共に納得がいったからか?
さあて、「じたばた死」を迎えるために今からきちんと準備をしておこう。
私の最後を私が演出しないで、他人に任せるのは嫌だものね。
葬式はしよう。(立場上仕方が無いので)しかし、無宗教だ。戒名を貰ってお釈迦様のお弟子になれるような偉さはない。
好きな歌をかけて、最後には近くの浜辺にでも行って散骨してもらえればいいや。
あんな暗い狭いお墓にずっといるのは御免蒙る。
知らない人が多かったが、それがよかった
正直、知らない人の方が多かったが、特に作家の場合、作品名だけ知っていて、あれはこの人が書いたのかと意外だったりして。 結果として、ここに取上げられた人の作品に興味を持って少しずつ読み始めたところです。 いろんな人と知り合いになれてよかった。 山本夏彦氏は、死んだ人とも作品を通して知り合いになれ、その交友関係を知ることにより、芋づる式に過去の多くの人と知り合いになれると言っていたように思うが、まさにその通りだった。
足穂ヲ知リテ・・
. リストアップされている九十九名の方々の名前を拝見すると名前を聞いたことはあるがよく存じ上げない方もいる。この小冊子の主人公の著書が新しい本を紹介してくれそうだし、彼岸の過ぎた頃入手し読み始めた。また死という「出口」、否なにかの「入口」かも、はたまた「どん詰り」で垣間見せる素振りにも興味を持った。 読んでいろいろ収穫があった。一番のサプライズは知らなかった自分と稲垣足穂との組み合わせである。奇人中の奇人,"ヘンコ(偏屈)"の中のヘンコ振りには気に入った。前衛作家を志すも佐藤春夫に知遇を得て文学に転じた経歴なども知った。 収穫であった。次の展開への糧となったのだから。 松岡正剛曰く、「これまでタルホについては何度も綴り、何度も発言してきた。ぼくの青春時代の終わりに最大の影響を与えたのだから当然だが、最近はタルホを読まない世代というか、稲垣足穂の名前すら知らない連中ばかりがまわりに多くて、いちいち説明するのが面倒になってきた。ふん、もう教えてやらないぞ。自分で辿れ!」。 辿らせていただきます。
怖くなる
99の死を一気に間近で見たような気分になりました。どんな生き方をしていようと、死に対してどんな思いを抱いていようと、死(死の瞬間)は静かなものなのですね。 一体自分が死ぬときってどんななんだろう? それはいつ来るんだろう? 今生きていることが不思議なような、将来なんて幻のような、ぞわっと不吉な気分にさせられました。 手塚治虫さんの死は壮絶です。身を削って、命を削って後世にメッセージを残した方なんだと思いました。 生きているこの今の時間を完全燃焼させなければ……と、じわりと重く感じさせてくれる本です。
角川書店
人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫) 死言状〔文庫版〕 (小学館文庫) 人間臨終図巻〈2〉 (徳間文庫) 想像力の地球旅行―荒俣宏の博物学入門 (角川ソフィア文庫) 人間臨終図巻〈3〉 (徳間文庫)
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